Day10.さみしい話
今日は少しいつもとは違う内容です。
今日、大好きなラーメン屋さんが閉店しました。
僕は2年前くらいに引っ越してきた時から、そのお店が大好きでした。
僕は大学2年の夏からボランティア活動をしていて、その運営に関わっています。
イベントの前日は、文化祭の前日みたいな感じです。
みんなひっきりなしに動いて、あれがない、これはどこだとドタバタします。
最終ミーティングが終わった後、僕は必ずと言っていいほどそのお店に足を運んでいました。
去年の10月頃に閉店することを知り、まだだまだだと思っていましたが、1月に入って実感がわき、今日を迎えました。
最終日とその前日(昨日と今日)は大雨でしたが、店の前に行列ができ、今日はもう麺がなくなってしまう。
しかし店長に一言挨拶だけでも、という常連さんたちが行列に並んでいました。
僕も並んで挨拶をしたのですが、友達との帰り道、なんだかさみしくなりました。
”さんじゅう丸”というラーメン屋さんなのですが、僕にとってはそこはラーメン屋さんというよりも”さんじゅう丸”そのものでした。
帰り道、5分程お互い無言で歩いていて、僕が一言、
「なんかさみしいですね」
というと、
「せやなー、明日開いてないのが信じられん」
「なんか、ラーメン食べたいって思ったらさんじゅう丸行ってた気がする」
「ラーメン屋食べたいというより、さんじゅう丸食べたいって感じやったな」
「なんか、卒業式の日、最後の道で友達と別れて、一人家に帰る時みたいな、そんな感じやな」
こんなことを言いながら、帰ってきました。
僕の大学生活を支えてくれたお店には、とても感謝しています。
と同時に、こんな形で人々の心に残ることができたらどんなに幸せだろう。となんとなく思ったりしました。