Day24.変わることの話

人は変わることができるのでしょうか。

 

そもそも、「変わる」とはどういうことなのでしょうか。

 

世界は+と-、陰と陽、有と無、粗品派とせいや派といったように二分されており、有が完全に無になることがなければ、無が完全に有になることもないと思います。

 

お金を払って何かを買えばそのお金が消滅するわけではないし、人間を構成する物質を集めて錬成陣を描けば人体錬成ができるわけでもありません。(二元論とGoogleで検索すれば、そういうのが大好きな人たちが列記した記事がたくさんヒットすると思います。)

 

また、時間とは不可逆的なものであり、ぺこぱのように時を戻すこともできません。

 

変わることについてここでもう一度考えてみたのですが、「変わる」とは過程であり、顕在するのは「変わった」状態であると思います。

 

20歳は「成人」と称されますが、その意味を考えると、人は20年かけて自分を創り上げていく、齢20になって成るということなのではないでしょうか。

20年間は様々なものを見て、聞いて、話して、育つ。

 

では、20歳からはどうなのでしょうか。

 

20歳からの「変わる」は「自分を受け入れること」によって「行動」することだと思います。

 

変わるためには行動が必要。というのはすぐに理解できるのですが、20年かけて創り上げたものをすぐに壊すことはできないと思います。

急に明日になったら変わりました。ということは無く、行動によって変わっていくのが常だとすると、

それまでの年月で成った自分を理解し、どうしたいか考えること。そしてそれに従って行動することで結果として「変わる」ことができるのではないでしょうか。

 

変わるには行動ではなく、受容が必要なのかもしれません。